ノルディックウォーキングを楽しもう

ノルディックウォーキングは、クロスカントリースキーチームの夏場のトレーニングとして約80年前にフィンランドで始まりました。比較的長い歴史があります。ただ、「ノルディックウォーキング」としてきちんと定義がされたのは1997年で、世界的な広がりはそれ以降です。

誰でも簡単に覚えられ、5分~10分で運動効果を感じられる、最も運動効果の高いスポーツとして、フィンランドでは瞬く間にポピュラーになり、まもなくドイツ、オーストリアで普及しました。現在では、世界40ヶ国を越える国でノルディックウォーキングが行われており、フィンランドでは成人人口の20%にあたる82万人もの人が日常的に実施していると言われています。

ノルディックウォーキングは、ポールを使うことで全身の筋肉をたくさん刺激し(ノルディックウォーキングの動きは身体にある90%の筋肉が使われるといいます)、普通のウォーキングよりエネルギー消費量が約20%も増加します。また、ランニングほどハードではないので、ウォーキング以上ランニング未満の運動であるといえるでしょう。つまり、体力づくり、スタミナアップ、ダイエットなどにとても効果的です。また、上半身もしっかり使うので、肩や首のコリの解消、肩甲骨の可動域の改善にも有効です。

日本国内では北日本を中心に細々と行われていましたが、2004年ごろから「大滝村ノルディックウォーキング協会」のサイトなどを中心に、情報交換が活発に行なわれるようになり、「北欧発の健康法」としてノルディックウォーキングが、介護予防や生活習慣病予防対策に役立つとして注目されるようになりました。

2003年7月に「NPO法人日本ノルディックウォーキング協会」がノルディックウォーキングの普及、振興目的の為に設立。2006年12月には整形外科専門医安藤邦彦スポーツドクターにより「日本ポールウォーキング協会」が設立され、専用ポールを前につくことにより転倒予防と運動機能改善を主目的としたポールウォーキングが確立されました。

歩く前には、ふくらはぎ、大腿部、大胸筋、背中、上腕部などを十分にストレッチしてから始めましょう。

 

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